かけはぎ・かけつぎの種類
かけはぎ・かけつぎの技法は1つではありません。素材と折り方により、5つの方法を使いわけます。
完全織込み法
キズの部分に共布を組織通 りに織込む方法。
<特徴>
仕上りが良く、クリーニング等をしても織込んだ部分が痛みにくいのが特徴です。。
手間がかかるため技術者はあまり多くありません。織込み法
疵(きず)の部分に共布を組織に合わせて差込む方法です。
<特徴>
ある程度仕上りが良く手間のかかる技法ですが、もっとも一般 的なかけはぎの方法。糸入れ法
この方法のみ例外で共布は使わず、疵(きず)の部分に洋服の組織通 りに糸を織込む方法です。
<特徴>
仕上りが大変良く、ほとんどの場合完全に直ります。
しかし、小さい疵(きず)しか直せないため利用できるケースが限られています。
また、この技術をもっている技術者も多くありません。ます掛け(割りつぎ)
疵(きず)の部分を四角く切取り、そこに縫い代を作った共布を非常に細い糸で合わせる方法。
<特徴>
料金は安いですが、縫い合わせの際が目立ちやすく、あまりお奨めではありません。切りばみ
疵(きず)の部分を四角く切取り、そこに切取った部分と同じ大きさの共布をはめ込ませる方法。
<特徴>
料金は安いですが、共布の際が目立ちやすく、クリーニングにも弱いため、お奨めできません。